「袴」と言えば、剣道用、居合用、杖道用、弓道用、合気道用、舞踊用などとあらゆる武道で使用されていますね。
もっと言えば、お寺のお坊さんも使用しています。また、神主さんもそうですね。
「袴」のサイズも16号から20号とサイズも沢山あります。
また、「袴」の素材もテトロン・ポリエステル・綿と言った具合に様々です。
当式部たちばなではこのほど新製品として
・素材:ポリエステル
・内ひだと外ひだ縫製
・汗をあっという間に吸収
・汗の臭いを吸収する糸使用
・しわにならない素材
・軽量
・一見”綿風”
のスラっとした仕上がりの「袴」を発売することになりましたのでご紹介いたします。
カラーは濃い紺色になります。
サイズは、21号から29号(半サイズ無し)です。
・汗などの悪臭をスピーデイーに消臭
吸収した臭いを科学的に取り除きます。
・消臭効果は選択するたびに回復
洗濯や日光乾燥で効果は復元し快適性が持続します
・弾力がありハード使用に優れています。
綿ミシン糸に比べ1.5倍の強力(グンゼ比)
となっています。
大変”優れもの”と思います。
ミシン糸消臭効果は上記写真に記してある通りです。
ご家庭での洗濯も気軽にジャブジャブ!サっと干して後はひだを縫製してあるのでその通りにたたむだけ!!!
余分な”しわ”も付きません!!
また、”汗”も即吸収する素材を使用していますので足にまとわり着くようなあの気持ちの悪い感覚もオサラバ!!
サラっとしてとても気持ちよくご使用いただけます!!
袴を新調したいと思っている方は是非この「活人の袴」を検討してみては如何でしょうか!?
参考までに「袴のたたみ方」を緒せておきます
よくある質問の中に「袴のたたみ方を教えてください」と言われることがよくあります。
ここでは、”袴のたたみ方”と”袴の折り目の意味”について記していきたいと思います。
今後剣道を続けていく上に参考になればと思います。
1.まず、前紐と後紐を揃えて”腰板の中央が前の中心に来るようにし前紐と後紐を揃えます。
2.両手で紐を持ち軽く振りますと、ひだが揃ってきます。
3.後ろのひだを3㎝位合わせたらそこを持ったまま床の上に前を上にしておきます。
4.両サイドの縫い目が真横に来るよう左右に広げます。
5.折り目に沿って内側の線唐外に向かって内ひだを整えながら線が縦に一直線になるようにします。
※この時両サイドの縫い目が真横に来なかったらもう一度1からやり直してください。
6.両サイドど内側に下ります。(④)
7.袴の下に手を添えて折り曲げたいところを手刀でトントンと軽く叩いて約三つ折りにします。(④)
8.そしたら、紐の結び方になります。
9.言葉では上手に説明ができませんので⑤~⑨までの要領で行ってください。
2~3回ほど繰り返せば上手に畳めるようになります。
さて、皆さんは袴の線は何本かご存知ですか?
袴は子供用の16号から一般用の30号まであります。
袴の線はサイズに関係なく”5本”必ずあります。
この”5”という数字には大きな意味があります。
それは「五倫、五常の道を訓したもの」と言いわれています。
五常の道とは”仁””義””礼””智””信”であります。
それではこの「仁・着・礼・智・信」にはどのような意味があるのでしょうか?
仁「仁」とは、己に克ち、他に対するいたわりのある心、うまり、愛情を他に及ぼし、いつくしも、思いやりのある心の事です。
苦しいことに負けず積極的に行動し、練習(勉強)に励み、自分一人だけ良いのではなく、他人をもいたわる心をもつことです。
義 「義」とは、行いが、道徳、倫理にかなっている事であり、利害をすてて、正しい筋道に従って、人の道、社会のためにつくすことであり ます。
悪いことはしない、正しいことは勇気をもって行う事いって良いでしょう。
礼「礼」とは、社会生活をするうえで、円滑な人間関係や秩序を維持する為に必要な倫理的規範をすべて包括したものをさし、頭を下げ て、心から敬意と感謝の気持ちを表す言葉や動作いいます。
剣道は兎角粗暴になり易いのですが、乱暴な事をするのが剣道ではないのです。剣道は「礼」を大切にしますが、それはその底にこ のような「礼」の気持ちがなければ本当の剣道ではありません。
智「智」とは、知る、物事を覚える。心に悟ことであり、物事を理解し、是非、善悪分別する心の作用であるとされています。
つまり、一生懸命学問をし、広い知識を身につけ、良い子になって将来それを社会の為に役立てる事です。
剣道もこの「智」の裏付けがなければなりません。
信「信」とは、まこと、うそをいわない、人を騙さないこと、忠実なこと、疑わないこと、信頼することであります。
つまり、友達との真の友情であり、上の人からも信頼されることであります。
剣道を通じ、本当に信頼できる友人関係、師弟関係を作り上げる事が大切なのです。
袴の後ろに一本のひだがあります。これを開くと二本になります。これは二心のない誠の道を示したものと言われています。
外見的に見ますと、剣道というのは、竹刀を持って、相手をたたく動作のように見えます。これでは喧嘩のようなものです。剣道は単なる たたき合いではあ りません。袴にある五本のひだ(線)後ろにある一本のひだ(線)のように整然とした”心”の観念に裏づけられたものでな ければならないのです。
袴はつめに丁寧にたたんで「私の剣道にはこのような”心”が通っている」ということをしめさなければなりません。
袴をはくたびにこのことを頭に浮かべ、心に刻んで欲しいものです。
試合に出る時など、特に折り目をしっかりつけて下さい。剣道を通じて、折り目正しい人間になって欲しいものです。
このような意味合いがあると思います。
また、この”五”という数字は袴以外にもありますね
それは、”竹刀”の「節」の数です。
小学生用竹刀は別として、中学生以上一般用の竹刀は全て「五つの節」になっていますね。
これも、「五常」からきているものです。
すこし参考になったでしょうか?
こんな言葉を知り剣道修行に励めば剣道共々人間的にも立派な人生が過ごせることでしょう!!
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