剣道手ぬぐいは地区などによって、剣道面下手拭や剣道面タオル、手拭、日本手拭などの名称で呼ばれています。
お客様に「子供が剣道始めて家にある手拭を頭に巻いたのですが小さくて上手くできません。、剣道用の手ぬぐいがあるのですか?」
と聞かれることがあります。
剣道用の手ぬぐいは、普通の手ぬぐいとは違い大き目に作られています。
長さが98㎝から100㎝、縦幅が35㎝で作られているのが標準サイズになります。
また、「剣道用の手ぬぐいにはどんな種類があるのですか?」と聞かれますね。
素材は綿100%ですが薄めの素材とやや厚めのしっかりした素材の手拭があります。しっかり目の面タオルが色落ちも綺麗に落ちて長く使えますね!!
手拭の染め方は、染め抜きという方法が最も多く、赤色や紺色、黒色やグリーンや紫色やエンジやピンクなどの生地の色に白い文字(熟語)で染められている手拭が一般的な手拭になります。
例えば、紺生地に百錬自得など熟語を白抜きした手拭や黒生地に他の熟語を白抜きした手ぬぐいなど各色染め抜いています。
また、白色の生地に黒色や紺色、その他の色で熟語を染めている手拭もありますね。
字体などもいろいろありまして、毛筆で書かれた文字や楷書体や行書体、麗流隷書体など筆文字が圧倒的に多いでしょう。
また、オーダーで作られる手拭にはご指導いただいている先生の自書や書道の先生に書いていただいた書を染めることもありますね。
そのほか、2色染めや3色染めや模様に染めているものの中に人気の三本菖蒲に勝虫トンボ模様や勝虫トンボ模様や小桜模様、市松模様や麻の葉模様、ウロコ模様や市鹿の子模様、紗綾形模様や斜め市松模様、「翔」トンボ小桜模様や「氣」ウロコ柄などがあります。
今紹介しましたように「染め抜き」の手ぬぐいが圧倒的に多いのですが、コストを抑えて仕上げる「プリント」仕上げの手ぬぐいもあ地ます。
剣道手ぬぐいは「汗」を吸収しますので使用しては頻繁に洗濯を繰り返すため色落ちもしていきます。ですので綺麗に色落ちしていくことを考えますと「染めてある」手ぬぐいがいいかなと思います。
個人的に市販されている手拭は個人のお名前やチーム名や団体名、学校名など入っていません。
型を作って染める手ぬぐいは最低ロット60枚からになり型代金もかかりますので予算が嵩でしまうのも事実です。最近では門下生や学校部活の部員も減少傾向にあり手拭を作る所が少なくなっています。
しかし、団結心や統一性など考えますと同じ模様で剣道手ぬぐいを「揃えたい」と考える所から当店では「刺繍しよう」という結論に至りました。しかも、1枚から団体名や文言と個人名を刺繍することにしました。
個人でもお仲間でも団体で学校の部活動で1枚から何枚でもまた、1枚ずつ刺繍内容が違っても刺繍できますので大変便利です!!
オリジナル手拭の「仁義礼智信」の意味について少し触れてみたいと思います。
「仁義礼智信」は五倫五常の道を訓したものと言われています。
仁の意味は、己に勝ち、他に対するいたわりの心を持つことで、愛情を他に及ぼしいつくしの心、思いやりの心を持つことです。
剣道では、苦しいことに負けず積極的に行動し練習(勉強)に励み自分ひとりだけ良いのではなく他人をいたわる心を養うことです。
義の意味は、行いが道徳・倫理にかなっていることで、利害を捨て正しい筋道に従って人の道、社会のために尽くすことです。
剣道では、悪いことはしない、正しいことは勇気をもって行うことです。
礼の意味は、社会生活をする上で円滑な人間関係、秩序を維持する為倫理的な規範全て包括したものです。
剣道では、頭を下げて心から敬意と感謝を表す言葉や動作を言います。
智の意味は、知る、物事を覚える、心を悟る、物事を理解し是非・善悪の分別する心の作用を言います。
剣道では、一生懸命学問をし、広い知識を身に着け良い子になって、将来それを社会のために役立てるようになることで、剣道においてもこの「智」の裏ず
けがなくてはなりません。
信の意味は、誠・嘘を言わない・人間を騙さない忠実な心、人を疑わない心・信頼する心の持ち主になることです。
剣道では、友達との真の友情であり上の人からも信頼される人間になることです。
剣道を通して本当に信頼できる人間関係や師弟関係を作り上げていくことが大切なことです。
この様な意味があります。
また、先程「五常」「五倫」五徳」という言葉が出てきましたがこの「五」という数字には「仁義礼智信」と深く関りがありまして、皆様が稽古のたびに履かれている「袴の線」は「5本」あります。これは袴に向かって左から「仁義礼智信」となります。
後ろの線は二重人格をしないと言う意味で片方の線を隠しています。
また、竹刀(37サイズ・38サイズ・39サイズ)には必ず節が「5本」あります。正しく「仁義礼智信」の意味があるものです。
この様に「5条」「仁義礼智信」は剣道修行に深く関りのある言葉であると思います。
紫生地染め抜き手ぬぐいです。
「百錬自得」意味は
高名な先生のご教授を受けても剣道の書を読んでも技前・理合をただ感服感銘しただけでなく、何回も何回も稽古をし熟達して自分のものになるまで修行することです。
「翔」トンボ柄と小桜柄になります。
獲物を捕らえたまま空中を飛ぶ姿の勇ましさ!
前へ前へと飛んで決して後ろに下がらない勇猛果敢で勝負強い姿から「勝ち虫」として勝利を呼ぶ縁起の良い虫としてきた「トンボ」。
そのトンボが大空を「翔(かける)」様(さま)を日本古来の「小桜柄」とともにデザインしています。
このような意味を持つ「剣道手ぬぐい」を是非お選びいただいて個人名や団体名、学校名、そして感謝とかクラブの文字文句など素敵に刺繍いたします。
1枚から刺繍可能ですし、字体の選択や刺繍糸カラーの選択もできますので、我が学校クラブや団体、個人のオリジナルの文字を刺繍してどこにもない手拭を揃えては如何でしょうか!!?
1週間以内大体様のご注文でも2週間以内には発送可能です。
皆様のお越しをお待ちしております。